【暴落】
AI時代、SaaS企業は「負け組」になった
42歳、僕が見た“クラウド神話”の終焉。
深夜2時のノートPCに映った“赤いチャート”
「まさか、ここまで落ちるとは──」
NASDAQの画面に、マイクロストラテジー、ズーム、スノーフレークの株価がピークの1/3へ急落。AIブームに乗るはずが、逆に呑み込まれている。
僕も当初は「AIで業務効率化ならSaaS価値は上がる」と信じていた。しかし2024年秋、都内スタートアップ現場で見たのはChatGPT APIの激安内製化──SaaSを“買わない”時代の始まりだった。
あなたも感じる違和感──「SaaS導入しても成果が出ない」「AIの方が速くて安い」。その正体を、現場15年目の視点で分解しよう。
目次
2025年10月──NASDAQ SaaS Index 前年比−38%(再現イメージ)
あの「成長神話」は、
音を立てて崩れた
AIブームの波に乗るどころか、逆に呑み込まれつつあるSaaS企業たち。「便利なSaaSを導入しても、成果が出ない」「AIツールの方が速くて安い」──そんな違和感の正体を掘り下げよう。
1. 幻のビジネスモデル
──“月額課金”の限界
2020年、顧問先BtoB SaaS企業はリモート需要でARR 3億円超。だがAI時代の波は容赦なかった。
●データ:CAC(顧客獲得コスト)の異常上昇
2021年→平均15万円/社
2024年→同35万円/社(Google広告CPC高騰+離脱率増)
計算式:広告費 ÷ 新規顧客数
3年間で233%上昇。
\text{CAC上昇率} = \frac{35万円 – 15万円}{15万円} \times 100 = 233\%
●現場の現実
スケールすれば利益が出ると言われたSaaS。だが広告費かさみ採算悪化。AI無料試用でユーザーの“有料耐性”が消滅。
CAC推移──233%上昇の証拠(2021-2024)
| 年次 | CAC(万円/社) | 要因 | 上昇率 |
|---|---|---|---|
| 2021 | 15 | 広告効率良好 | 基準 |
| 2024 | 35 | CPC高騰+離脱増 | +233% |
2. AIが奪った
「SaaSの存在意義」
ChatGPT、Claude、Perplexityが汎用業務プラットフォーム化。Notion+AI、GPT営業資料、Whisper議事録──SaaS不要論が加速。
「課金するほどの差が、もうないんですよ」
──渋谷のIT代表の決断
2025年10月 NASDAQ SaaS Index −38%、AIプラットフォーム +92%。
SaaS Index −38% vs AI ETF +92%(2025年10月)
| 指数 | 前年比 | 代表銘柄 |
|---|---|---|
| SaaS Index | -38% | Snowflake, Zoom |
| AIプラットフォーム | +92% | NVIDIA, OpenAI ETF |
3. 僕の“失敗”
──AI導入で崩壊したSaaS案件
2023年、中小企業向けCRM+MA+BI統合提案(年350万円)。導入半年後クライアント解約。
「GPT-4で全部自動化できました。契約、来年は更新しません。」
AIは補助ではなく“ツール再定義”。SaaS販売→AIプロンプト設計ピボットで利益率3倍。
GPT-4自動化でSaaS崩壊(再現イメージ)
4. なぜSaaSはAIに勝てないのか?
データの独占 vs 横断最適化。Assistants APIでCRM・会計・チャットを1自然言語統合。
AI学習スピード:1週間ループ vs SaaS年数回アップデート。
規制領域(医療・法務・金融)はSaaS強いが市場7〜9%のみ。残り9割でSaaSは遺物化。
| 比較軸 | SaaS | AI | 勝者 |
|---|---|---|---|
| データ構造 | 囲い込み | API横断 | AI |
| 更新速度 | 年数回 | 1週間 | AI |
| 市場シェア | 7-9% | 91-93% | AI |
5. それでも僕らは何を学ぶべきか?
SaaS崩壊は中間構造の破壊=新しい創造の始まり。
価値は“つなぐ人”“意味を与える人”。AIは効率を、人間は信頼・物語・体験を。
AIに仕事を奪われる恐怖→統合型知能経済に“魂”を吹き込む視点へ。
SaaS終焉の先──統合型知能経済(イメージ)
SaaSの終わりは、“思考の始まり”だ
AIが奪うのは職ではない。思考停止した者の未来だけだ。
テクノロジーの波は道具の使い方を変える。僕らが問われるのは「どのツールか」ではなく「どう生きるか」。
暴落を恐れず、その先の“人間の再定義”を見据えよう。
SaaSの終わりは、次の創造の始まりだ。
クラウド神話の終焉──新しい創造へ(2025年イメージ)











