もし、ロシアが勝ったら
世界はどうなる?
今さら聞けない
ウクライナVSロシア戦争
「ウクライナ戦争、もう飽きた」──そんな声が、居酒屋の隅っこから漏れてきたのは去年の冬だった。焼き鳥の煙がゆらゆらと立ち昇る中、僕はふとテレビのニュースから目をそらした。だが、その一言が今も胸に引っかかっている。なぜなら、この戦争の終わり方次第で、僕たちの生活も揺らぐからだ。2022年2月、ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始してから、世界は一変した。エネルギー高、食料価格の高騰、安全保障の再構築。だが今、ニュースが静かになるにつれ、私たちの「危機感」も冷えてきている。だが、もしロシアがこの戦争に”勝ったら”?それは遠い国の話では済まされない。
目次
1. 武力が通じる世界──NATOの威信が崩れる日

NATOの結束が試される瞬間
ウクライナが倒れ、ロシアが勝利宣言をしたとしよう。まず最初に直撃を受けるのは、NATO=北大西洋条約機構だ。僕は2017年、ブリュッセルで開催されたNATO外相会合を傍聴したことがある。現場では「抑止力」と「加盟国の結束」が繰り返し語られていた。だが、それが崩れたらどうなるか?軍事力に裏付けられた「秩序」が失われる。加盟国でさえ「アメリカは本当に守ってくれるのか?」と疑心暗鬼になる。バルト三国やポーランドは震えるだろう。東アジアで言えば、それは日本や台湾が見捨てられる未来と地続きだ。問いかけよう。日本がそのとき、どう動けるのか。
2. 経済制裁は無意味だった?─ドルの信頼が揺らぐ現実

制裁をくぐり抜けるロシア経済
「制裁を食らっても勝てるじゃん」──そんな空気が世界に広がれば、どうなるか。ロシアは、欧米の制裁をくぐり抜けて戦費を捻出してきた。天然ガスや石油を中国やインドに売り、ドル以外の通貨での取引を拡大。僕が昨年調べたデータでは、2023年末のロシアの貿易黒字は前年比+28%。つまり、制裁の論理が崩れたのだ。これが意味するのは、ドルの弱体化、そして経済戦争の“無力化”。独裁国家に「勝てる道」を与えてしまうこと。我々の投資、年金、食料価格はどこまで無傷でいられるだろうか?
3. 自由と主権の死──民主主義モデルの終焉?

自由と主権が脅かされる瞬間
ロシアが勝利するということは、「民主主義国家であるウクライナ」が倒れるということだ。そのとき、世界はどう語るのか?「投票や法治ではなく、暴力こそが正義だ」と。僕はかつて、海外支援NGOに携わっていた際に感じた。発展途上国の若者たちは「西側=自由で豊かなモデル」だと信じていた。だがそのモデルが粉砕されたら?彼らは「独裁のほうが安定してる」と思い始めるだろう。未来を握る世代の“価値観”が、根っこから塗り替えられてしまう。
4. 終戦シナリオTOP3──現実的にどう終わるのか?

戦争の終わり方を考える
この戦争がどう終わるのか──未来はまだ決まっていない。だが、現時点で考えられる可能性の高いシナリオを3つ、現実的な順に紹介しよう。
① 戦争の“凍結”と休戦状態(朝鮮半島型)
ウクライナとロシアがにらみ合いを続け、停戦線が固定。和平協定には至らず、数十年続く分断状態が生まれる。
→ 世界の地政学リスクが常に「動く地雷」として残る。
② ロシアの“部分的勝利”と停戦合意
ロシアが東部や南部を実効支配し、その支配を前提に停戦合意。西側諸国が事実上それを黙認する。
→ 「力による領土獲得」の前例となり、台湾・中東など他地域への波及リスクが拡大。
③ 国際圧力による“強制的停戦”
米国や中国など大国が介入し、ロシア・ウクライナ双方に停戦を迫る。
→ 一時的な安定は訪れるが、根本原因の解決には至らず。
これらのシナリオに共通するのは、「明確な勝者が存在しない」こと。だからこそ、我々の立ち位置と意志が問われるのだ。
5. 次はどこが攻められる?──連鎖する“力の正当化”

力の正当化が連鎖する世界
モルドバ、ジョージア、バルト三国──ウクライナの次を考えるとき、寒気が背筋を走る。ロシアは過去にも「自国民保護」を名目にジョージアに侵攻した。2014年のクリミアも「住民投票」を盾に編入した。そして今、「ウクライナも本来ロシアの一部だ」と主張している。この“既成事実化”が成功したら、他の地域でも繰り返される。中国が台湾に、北朝鮮が韓国に、「力で勝ち取る」未来が近づく。あなたの街にも、何かが押し寄せてくるかもしれない。
6. 日本への静かな波紋─防衛とエネルギーと世論の変化

日本に押し寄せる波紋
ロシアが勝てば、日本にも3つの影響がある。まず、北方領土交渉は完全に凍結。外交カードとしての価値を失う。次に、防衛強化が加速する。与那国島や北海道における自衛隊配備の再編も現実味を帯びる。最後に、エネルギー問題。ロシア産資源の再輸入圧力が高まり、再エネ移行の歩みが鈍る。僕はかつて、経産省のヒアリング会合で「日本のエネルギー安全保障」の議論に参加したが、地政学リスクは常に「対岸の火事」で終わっていた。しかし今、それは「火の粉」となって降ってくる。
7. 終わらせる覚悟を、傍観から始めないでほしい

戦争の結末にどう関わるか
戦争の勝敗がもたらすもの。それは目に見える領土や資源だけではない。自由・秩序・信頼──それらが静かに崩れていく音に、私たちは気づかないフリをしている。だが、気づいたときにはもう遅いのだ。「自分には関係ない」と思うことこそが、最大のリスクである。テレビを消す手を、一度止めてほしい。問い直そう。この戦争の結末に、あなたはどう関わるつもりですか? 僕たちは、選ばなければならない。
佐藤 隼人 / Hayato Sato
管理人 / フリーランス・ライフスタイルコンサルタント
年齢: 42歳
経歴: 都内の大手広告代理店で10年以上クリエイティブディレクターとして活躍後、独立。現在はライフスタイルコンサルタントとして、男性向けのセミナーやイベントを主催。音楽フェス巡りやクラシックカーのレストアで、人生の「カッコよさ」を追求中。
趣味: ロックとジャズのライブ巡り(レコードコレクション300枚超)、現代アート鑑賞、筋トレ、ゴルフ。スマートでリスペクトある大人のデートも楽しむ。
Dandy-Codeに込めた想い: 「Dandy-Codeは、30代~50代の男たちが自分らしいスタイルを見つける情報基地。パパ活、大人のデート、音楽、文化、スポーツ――男の視点で厳選したネタで、キミの日常に刺激を。」
一言: 「人生は短い。カッコよく、自由に、思い切り楽しめ。Dandy-Codeがそのヒントをくれるぜ。」












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