半導体メモリー戦争!
日本 VS 韓国 VS アメリカ
“裏方”こそ未来を制す
東京の夜景を眺めながら、私は一杯のウィスキーを傾けていた。
かつて広告代理店で華やかなキャンペーンを
仕切っていた頃とは、まるで別の世界だ。
いま目の前にあるのは“電子の記憶”
半導体メモリの、静かで苛烈な戦争。
目次
見えない戦場――2025年の半導体メモリー市場(イメージ)
1. 韓国の猛進:量産力と価格競争の覇権
2018年、京畿道の展示会場で見たSamsungとSK hynixの圧倒的な存在感。
あのときすでに、彼らは「量産力」という最強の武器を手に入れていた。
| 2025年市場シェア(売上高ベース) | DRAM | NAND |
|---|---|---|
| SK hynix | 約36% | 約21.1% |
| Samsung Electronics | 約34% | 2位圏 |
2. 揺らぐ王座
供給逼迫と収益構造の歪み
2025年、AI需要の爆発でメモリは慢性的に不足。
価格は高騰し、納期は未定――「安価な量産メモリ」はもはや過去の話だ。
| 市場規模(2025年) | 金額 | 前四半期比 |
|---|---|---|
| DRAM市場(Q2) | 316億3000万ドル | +17.1% |
| NAND市場(Q2) | 146億7000万ドル | +22% |
| NAND市場(Q3) | 約171億ドル | +16.5% |
「メモリが手に入らない」――2025年のデータセンター現場(イメージ)
3. 日本の静かな復権
素材と装置力が再び脚光を浴びる
スマホブームで一度は退いた日本が
今、素材・装置・ウェハーで世界の70%を握る。
AI時代に必要なのは「壊れない裏方」――それが日本の真骨頂だ。
| 日本の半導体関連市場 | 2025年 | 2030年予測 | CAGR |
|---|---|---|---|
| 市場規模 | 50.4億ドル | 111.4億ドル | 約17.2% |
| シリコンウェハー世界シェア | 約70% | ||
光らないが、絶対に壊れない――日本の裏方技術(イメージ)
4. アメリカの仕掛け:再編と補完の戦略
2025年11月、Micronが広島に1.5兆円のHBM工場を発表。
設計力(米国)× 製造力(日本)の最強タッグが誕生しようとしている。
Micronが選んだのは「日本のものづくり」だった(完成予想イメージ)
“光らない裏方”が
次の10年を支配する
韓国は量産で席巻し、アメリカは設計と投資で再編を進める。
しかし、AIインフラを本当に動かすのは
壊れない素材と装置、安定供給の裏方たちだ。
次の10年、表舞台ではなく影で世界を支える日本が、
静かに、だが確実に勝者となる瞬間が近づいている。
さあ、影を見よ。
そして、その価値を、誇りにしてほしい。
次の10年を制するのは「裏方」だ(イメージ)










