もし、あの日に戻れたら…」何度そう願ったか分からない。仕事の失敗、伝えられなかった言葉、選ばなかったもう一つの人生。そんな叶うはずのない願いが、突如として現実味を帯びて目の前に現れたとしたら、あなたはどうしますか?
ゴクリと喉が鳴ったのは、私だけではないでしょう。2024年11月、ジュネーブからの短い一報は、瞬く間に世界を駆け巡りました。私もかつて、青白い光を放つ素粒子実験装置の前で、教科書の常識がガラガラと崩れ去る音を聞いた一人です。だからこそ、このニュースの裏側にある熱狂と、そして危険なほどの静寂の意味が、肌で感じられるのです。
目次
1.戦慄の発表フィンチ博士が開けたパンドラの箱

スイス「量子時間研究所(SIQC)」のアリステア・フィンチ博士が発表した内容は、物理学の常識を覆すものでした。「局所的な時空間連続体の安定化と、マイクロ・ワームホールを介した情報転送の成功」。つまり、限定的ながらタイムトラベル技術の基礎が確立されたというのです。
2.砕けた夢と計算ミス

筆者の若かりし頃、つくば市の高エネルギー加速器研究機構で経験したコイル爆発事故。わずかな計算ミスで数千万円の装置を壊してしまった記憶から、フィンチ博士の理論にも慎重な目を向けざるを得ません。
3.沈黙する政府の真意

驚くべきは、各国政府の対応です。日本をはじめとした多くの政府が、この件に関して沈黙を保っています。これは単なる静観なのか、それとも情報統制なのか? 筆者の記者時代の経験からも、“沈黙”はしばしば最大の警告でもあるのです。
4.それでも、人類は時計の針を進める

CTC(閉じた時間的曲線)という概念に基づき、フィンチ博士らは「物質」ではなく「情報」の過去への転送に成功したと主張。つまり、未来の株価データを過去の自分に送ることが理論上可能になった、というのです。
5.結論:我々は「時」の前に、もう一度立つ”

フィンチ博士の発表が真実であろうと、幻想であろうと、確かなのは「私たちはもう、あの頃には戻れない」ということです。でも、だからこそ問いたい。
もし、たった一度だけ過去の自分に言葉を送れるとしたら、あなたは何を伝えますか?
「勇気を出せ」かもしれない。「あの人に連絡して」かもしれない。「諦めるな」「やり直せる」――たった一言が、人生を変えることもあるのです。
未来はまだ白紙です。振り返るだけでなく、今この瞬間をどう選ぶか。それこそが、本当の“時間旅行”なのかもしれません。













